里山の自然観察

観察地点 
里山の野草 
野  鳥 
里山の昆虫 
non object
タンチョウ 子育て 2
「次へ」をクリックすると、雛の生後66日から156日までのタンチョウの子育ての写真を見ることができます。


タンチョウの子育て
              (その1)

岡山県自然保護センターが運営するタンチョウの自然生育実験場(つるの里 槻)は、2011年12月にタンチョウの野外行動調査が完了し閉鎖されました。
このページに掲載しているタンチョウの自然生育記録は2007年のもので、今では貴重な資料になっています。
この年、NHK岡山放送局の「岡山トラの穴」で「飼育数全国一! タンチョウの里の巻」として放映されました。
このページは、タンチョウの子育て記録として、今後も掲載いたします。

タンチョウについて

丹頂(タンチョウ)の名前の由来は、丹(赤色を表す)、頂(いただき・頭を表す)からきている。頭の赤い鶴という意味である。頭の赤い部分は、ニワトリのトサカにあたる。
タンチョウのオスとメスは、同じ形態をしており見分けにくい。オスに比べて、メスは若干小ぶりである。
タンチョウの立ち姿では、尻尾と見られる黒色の羽根は、次列風切り羽根、3列風切り羽根である。翼を広げた写真で見ると尻尾は白い羽根である。日本に生息する鳥の中で、一番大きな鳥である。

            

タンチョウの学名:Grus japonensis  英名:Manchurian Crane
名前からも分かるように日本および満州(中国東北部)に生息している。日本では、天然記念物に指定されている。明治時代の乱獲で、日本のタンチョウは絶滅の危機に瀕したが、釧路湿原の農家の山崎定次郎さんがタンチョウの餌付けに成功し、現在では約1000羽を数えるまでになった。タンチョウは、中華人民共和国の国鳥に指定されている。

タンチョウの餌

タンチョウは、雑食性で、穀物、種子、草、小魚、昆虫などを食べる。岡山県自然保護センターでは、アジ、オキアミ、ドジョウ、フナ、とうもろこし、ペレット(配合飼料)などを、与えている。自然育成の実験場である「つるの里 槻(つき)」では、餌入れに工夫が施されている。カラスやサギに餌を横取りされないように、長い筒を餌箱にしている。首の長いツルのみ餌を食べることができる。

            

タンチョウの繁殖

タンチョウは、一夫一婦制で、一度結婚すると死ぬまで分かれないといわれています。繁殖時は、特に、縄張りを作り、他のツルをテリトリー(縄張り)に入れません。「つるの里 槻」での自然繁殖でも、広大な中州にタンチョウの1家族(親2羽、雛2羽)にして、自然生育させています。

雛の成育過程

生後11日目に、初めて「つるの里 槻」へ行き、雛の写真を撮りました。それから、原則として、毎週写真を撮りに行っていますが、中州の遠くにいて写真が取れなかった時、都合が悪くて行けなかった時もありました。雛の成育を写真で見て下さい。

抱 卵   抱 卵
生後 11日目   生後 18日目
 
生後 25日目   生後 32日目
 
生後 39日目   生後 50日目
 
生後 66日目   生後 73日目
 
生後 87日目   生後 94日目
 
生後 101日目   生後 107日目
 
生後 115日目   生後 123日目
 
生後 129日目   生後 135日目
 
生後 137日目   生後 142日目
 
生後 156日目   生後 156日目 成長の記録(最終)

参考資料:岡山県自然保護センター発行「タンチョウのおはなし」



次のページ「タンチョウの写真セレクト」へ